恋愛・婚活

20 復縁したいんです

2021年4月20日

昔、キレイな小川の近くにホタルがたくさん棲んでいました。
ホタルの寿命は成虫になって二週間程度と短いのですが、その小川には何年も生きてきたお婆さんホタルがいました。

若いメスのホタルが相談にきたようです。
「お婆さん、どうしたら元彼と復縁できますか?」
「そもそもなぜ別れたの?」
「元彼、色々だらしなくて。お金にも他のメスにも」
「うーん。なぜ復縁したいの?」
「やっぱり寂しくて」

「止めときなよ。別れた理由も、復縁したい理由もネガティブじゃないか。寂しさから出発したら、例え復縁できたとしても、また寂しさを引き寄せるよ」
「え~、でも」
「ところで貴方、別れてから成長した?」
「いや~、どうかな」
「貴方はね、振り返るより、まず自分を磨きなさい。そうしたら、もっといい彼氏ができるから」。
メスのホタルは渋々去っていきました。

 

別のホタルがやってきました。また復縁の相談のようです。
お婆さんが聞きます。「なぜ別れたの?」
「いろいろ私が至らなかったんです。仕事も家事とかもテキトーで、やりたいこともなくてフラフラして、彼の期待に応えられなくて」
「応えられるレベルに達したと思う?」
「まあまあ成長できたかなって」
「では今夜、復縁のふの字も出さずに話してみたら?」
「え、いいんですか」
「うん。彼の光の間隔と、自分のを見比べてごらん。だいたいオスのほうが速いんだが、脈あるなら同調するから」。

その夜、メスは偶然会ったテイで近づいてお話をしました。
でもオスの点滅は速く、メスは全然追いつけません。
メスは復縁のふの字も出せずに、去っていくオスの光を眺めていました。

 

三番目のメスがお婆さんのところに復縁の相談に来ました。
「なぜ別れたの?」
「優しいのはよかったんだけど、普通すぎてつまんなくて」
「ふーん。なぜ復縁したいんだい?」
「別れて、他のオスを色々見ているうちに彼のよさが分かったんです。尊敬できるタイプじゃんって。私バカだったなぁ~て」

「波動を高める努力してきた?」
「めっちゃ頑張ったんです。元彼にふさわしい彼女に絶対なるって決めて。ワンチャンだと思って」
「ふ~ん、ワンチャンって何?」
「ワンチャンスです。復縁のチャンスは一回しかないかなって」
「分かってるじゃないか」と言ってお婆さんが笑顔になります。「では今夜、元彼を捕まえて、復縁のふの字も出さずに会話して、光の間隔を自分のと比べてごらん。波動が同じレベルにあるなら同調するから」。

その夜、メスのホタルは元彼にさりげなく話しかけました。彼の波動は高いので光の間隔が短くて、なかなか同調しなかったのですが、打ち解けるにつれて徐々に近づき、最後は完全にシンクロしました。
最後に彼が『よかったら、また付き合おうよ』と言ってくれました。
メスのホタルは彼に見えないほうの手で小さくガッツポーズしました。

(おしまい)

※今回の画像、白黒だと何が何やら分からなかったので、カラーにしてみました(^^;

 



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