基礎・全般

22 四次元レース

水晶のような玉が集まって、レースをしようということになりました。
ゴールは山と谷を二つずつ越えた先にある三つ目の山の頂上です。
山にはそれぞれ手前からABCと名付けられています。

お、スタートが切られたようです。
飛び出す玉もいれば、のんびりしている玉もいます。
動かないのもいますね。ぐずぐずしている玉は全体の半分以上もいます。

では進展がある玉を見てみましょう。進んでいる玉の半分はルート選びで苦労しています。
A山には登山口がたくさんあり過ぎて右往左往しています。
ほとんどの玉はスタート地点から一番近い登山口に入りますが、これが曲者で、狭いわりに皆が殺到するので渋滞が起きています。

一番近くの登山口を避けられたとしてもその後で苦労しているのは、理屈で登山口とルートを選んだ者です。
ロジカルシンキングで方向性を選んだ玉はほとんどが途中で進路変更を迫られました。理屈ではよさそうでしたが、自分と合っていなかったからです。
進んでいる玉の残りの半分は自分の勘を信じて独自の方向からアプローチしました。
ワクワクする方向に進んでいるので効率的に登山口とルートを探し当てます。

ではその効率的に選んだ組を個別に見ていきましょう。
まずゼッケンナンバー一番の玉です。
勢いよく登り始めたのですが、機嫌が悪いですね。仕事や私生活でトラブルでもあったのでしょうか。
途中からA山を登るどころか、下り坂を進んでしまっています。

ゼッケン二番の玉は上機嫌を保って、順調にA山を登っています。
頂上を超えて下り坂になると道がデコボコで機嫌が悪くなってきました。
障害物の黒玉が現れて、邪魔をします。二番の玉は正面から突っかかり、ぶつかっていきます。
ついに黒玉とケンカを始めました。避けようとしない主義のようです。
いい時はいいけど、少し悪くなるとすぐに不機嫌になるパターンみたいですね。
深い谷にどんどん落ちていきます。あ~、はまってしまいました。復帰できるといいですね。

三番の玉を見てみましょう。A山の頂上に到達して下っていきます。順調に進んでいます。
横から見ても分かりにくいので上空から見てみましょう。
下り坂にある障害物の黒玉にぶつかりそうで、ぶつかりません。次々と現れる黒玉を右に左に避けています。
突っかかってきた黒玉には、相手の長所を見つけたり、相手のプライドを傷つけないようにしています。
うまく相手の懐に入ってやり過ごすパターンもあります。いや~、大人ですね。
A山をクリアして、B山も淡々と登っていきます。感情の起伏も少ないようです。

お、A山を登らず、ショートカットしている玉がいます。まっすぐC山を目指しています。ゼッケン四番、皆とは違う道を開拓しています。
一見、茨の道ですが本人は気にしていないようです。
起伏が続き、少し疲れてきたようです。スピードが落ちてきました。周りに協力者はおろか、誰もいないので自信がなくなってきたようです。ついに止まってしまいました。

おや、ゴールのC山の頂上に人影ならぬ玉影が薄っすら見えます。ゼッケン五番のようですが、実体がありません。
振り返ると五番の実体がA山の頂上辺りでニコニコしています。
A山の実体の五番と、C山の幻影の五番が振動を始めました。振動がだんだん似てきました。共振しているようです。
あ、A山の五番が消えました。
なんとC山の五番が実体になっています。
飛んだのでしょうか。ワープしたみたいです。

お、一番順調だった三番の玉がゴールしました。ずるいよ~と言っています。
でもズルはしていません。誰でも平等に使える引き寄せの法則を使っただけです。

このレースは五番の優勝です。おめでとうございます。
現場からは以上で~す。

(おしまい)

 



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