お金・金運

24 結局、信じていることが実現する お金編(1/2)

2021年4月24日

昔、森の近くで一人の少年が両親と貧しいながらも幸せに暮らしていた。
父親は木こりだったけれど、ある日ケガをしてしばらく仕事ができなくなった。
少年は自分が代わりに行くと言って聞かなかったものだから、最初は止めていた両親もついに折れて、斧と固い黒パンと白湯を持たせてやった。

森の中へ入り、枝ぶりのいい木を探していたら年取った灰色の小人が現れて
「食べ物を分けてくだされ、どうにもお腹がすいて仕方ないのじゃ」と言った。
少年はかわいそうになって昼にはまだ早かったが、二人で食べることにした。
包みを開くと、なぜか柔らかい白パンとぶどう酒になっていた。
小人は食べ終わると、この先にたいそう古い木があるから、それを伐り倒すと切り株に何かあるからと言って去っていった。

少年は言われるまま古い木を伐り倒すと切り株から黄金のガチョウが現れた。「おや、こんにちは。誰に聞いたの?」
「お年寄りの小人さんです」と少年は答えた。
「それなら貴方は親切な人みたいね」とガチョウは言った。「ところで何がお望み?」
「父さんがケガして稼げなくなっちまったから、当面のお金が欲しいです」

「うふふ。当面と言わず、大金でもいいのよ」
「本当ですか?」
「えぇ、そうよ。でも私がポンとあげる訳ではないの。貴方の行動が必要。それに信じ切ることも大事。できる?」
「じゃ、親子三人、一生働かなくてもいいお金を貰えますか?」
「いいけど、額が大きくなると、それだけ信じるパワーがいるわよ。チャンスは一回だけ。確実に一年分にしといたら?」
「いえ、大丈夫です。一生分で」

「では、私の羽を一枚抜いて街へ行って売りなさい。売ったお金で商品を仕入れて、また売りなさい。儲けは最低限の食事と宿代以外には決して使わないこと。ちょっとくらいならいいかと思って使ったら、そこでおしまい。一生分を稼ぐことを疑っても、信じ切れなくてもそこでおしまい。もう一度言うけど、一年分にしといたら?」。
少年は腕組みをして考えた。チャンスは一回なのだ。
失敗したら、時間を無駄にした分、すぐに親子で食うに困る。

「やっぱり一年分で」と言って、少年は苦笑した。
「いいわ。でも信じ切るのは同じ。余計に使っていけないのも同じ。途中で何があっても絶対に一年分を稼ぐと信念を持つこと。いい?」。
少年は頷き、羽を一枚抜かせてもらって礼を言った。
両親に事情を話して、意気込んで街へ行った。

(つづく)
後編はコチラ

 

※グリム童話(64 黄金のガチョウ)の設定を借りています。

 



引き寄せの法則ジャンルのブログランキングに参加しています。
創作意欲やモチベーションの源泉になりますので
(つまらなかったらスルーして頂いて構いませんが、)
面白かったり、役に立ったと思ったら以下のボタンをポチッと押してください。
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 引き寄せの法則へにほんブログ村

 

こちらもよろしくお願いします
↓  ↓  ↓
人気ブログランキング

 

 


HOME (引き寄せの法則,寓話)  創作寓話リスト  禁無断転載 All rights reserved. 

-お金・金運

© 2021 ムー屋寓話@引き寄せの法則