お金・金運

5 顕ちゃんと潜ちゃん お金編

二十代前半の男性が自分のベッドで寝静まった深夜、半透明の小人が二人、男性の体から浮き上がるように現れました。

頭頂部から出てきたのを顕在意識の顕ちゃん、うなじの辺りから出てきたのを潜在意識の潜ちゃんと互いに呼び合いました。
顕ちゃんは元の男性をそのまま小さくしたような姿形ですが、潜ちゃんは幼稚園くらいの男の子です。

顕ちゃんが話しかけます。「潜ちゃん、いつになったらガッツリ稼げるようになるの? 早く金回りよくしてくんないかな」
「お金に対していいイメージないでしょ。お金お金って言うと、はしたないとか、お金の亡者にはなりたくないとか。心の整理してよ」

「金のためなら人に迷惑かけてもとか、そういうのはダメでしょ」
「正しい稼ぎ方を目指すのはいいんだけど、心の底でお金は汚いとか怖いとか、お金は人をダメにするというイメージ、何とかしてよ」。
顕ちゃんは考え込んで動かなくなりました。

 

四十代前半の男性が自分の布団で寝ている深夜、半透明の小人が男性の体から出てきました。
顕在意識の顕ちゃん、潜在意識の潜ちゃんです。

「潜ちゃんさぁ、収入が上がる方法、まだ? 住宅ローンとか子供の教育費とか厳しいんだよね」
「超さんに聞いてみるね」。
潜ちゃんは無線機を取り出して話します。「この前のリクエストどうですか」

無線機の向こうから超意識さんの低い声がします。
『シンクロニシティ、すなわちヒントのシグナルは何度も送ってるよ。出世する方法も、副業で稼ぐ方法も、転職して収入が上がる方法も。でもこの人、全部否定から入るんだよね。面倒くさいとか、リスクがあるとか』。

潜ちゃんは無線機の口の辺りを覆います。「シンクロニシティ、送ってるってよ」。
顕ちゃんは思い出したような顔になります。「でもなぁ~」
潜ちゃんは無線機に向かって言います。
「でもなぁ、って言ってます」

『その人に言っといて。出直して来いって。そっちが本気にならないと、こっちも片手間でしかやれないって』。
潜ちゃんは顕ちゃんにそのまま伝えます。

顕ちゃんは困った顔になります。「家族いるし、収入が下がるリスクは負えないんだよ。いい方法ないかな?」
「とりあえず超さん解放するね。世界中の人がアクセスしてるから忙しいんだよ」。無線が切れました。

潜ちゃんが穏やかな顔になります。
「まず覚悟を決めようよ、本気で稼ぐって。そして信念の域に達するまで信じようよ。心配や疑ったりしてるうちは、その通りになるから。
絶対に収入を上げてみせるって心の底から思って、それが叶ったイメージを毎晩寝る前に僕に送ってよ。
僕の器がそのイメージで溢れるようになったら、超さんと僕で何とかするから。でも人任せはダメだよ。自分で行動するんだよ」。

顕ちゃんは元気のない顔をしていましたが、やがて明るい表情になり、力強く頷きました。

(おしまい)

 



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